どんなことがあっても生徒を応援する
―― 光明学園の現場で寄り添う
先生たちが伝えたいこと
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貝瀬仁史 先生 保健体育科
光明学園20年目
総合コース1年目
新体操部顧問採用当時、就職していた会社を辞めてまで始めた教師という仕事で有り、母校の光明学園でしたから、すべてに対して必死でした。そうしたらあっという間に20年。早いものです。当たり前ですが、生徒は一人一人違いますので、今でも毎日が勉強です。大変ですが生徒の笑顔に救われています。
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岸伸也 先生 数学科
採用以来総合コースのみ15年目
バレーボール部顧問私自身が、子供の頃から学校が楽しくてしょうがない子だったので、「学校がつまらない」という生徒を見るととにかく何とかしてあげたいと思ってしまう。ですから時にはしつこいぐらい寄り添って、その生徒が持つ課題を、一つ一つの徹底的に話し合います。最後に「学校楽しかったよ」って卒業していってほしいですから。
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板垣淳 先生 地歴科・公民科
採用以来総合コースのみ27年目
野外研究部顧問いかに生徒に関われるか、これが光明学園のウリですので、できる限り生徒の変化を見落とさないようにしたいと思っています。仲良くなりすぎて、この間は「先生、この問題解ける?」って東大受験の問題持って来た生徒がいて、何とか頑張って解きましたけど、焦りました(笑)。
「光明に来てよかった」
と卒業して行ってほしい
生徒と向き合い信頼関係を築く
- 板垣
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勉強も大切ですけれど、それ以上に、社会に出てからのルールといいますか、挨拶ですとか、約束や時間を守ることですとか、まずはそこから学んでいってほしい。そこができれば、たとえ勉強が嫌いでも社会では生きていける。
- 貝瀬
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私も勉強が一番ではなくもっと大切なものがあるはずだから、それを3年間で見つけてほしいと思っています。そのためにも自分に自信を持ってもらいたい。中学まで周りが自分を理解してくれていないと思い込んだまま高校に上がってくる生徒もいます。でも高校では違う。理解されるんだと、感じてほしいしわかってほしい。
- 岸
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僕はとにかく卒業時に「楽しかった」と生徒に言わせて卒業させることだけを考えています。せっかく光明に入ってきて「つまらなかった」と言われるのは寂しいですから。HRでも「つまらないっていうな」としつこく言っています。つまらないと言っていたらつまらないことしか見えてこないと。
- 貝瀬
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岸先生は言葉だけではなくコミュニケーションもよくとっている。見回り声がけはかなり丁寧です。
- 岸
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しつこいんです(笑)。どんなに僕が言葉で伝えても、その場で生徒が「わかりました」と言っても本当に納得していなければ意味がない。そういう生徒には納得いくまでしつこく話し合うようにしています。最終的に生徒が納得してくれれば「楽しかった」と言って卒業していってくれる。これまでの何年かでそれを経験したことが多少なりとも自信になっています。
- 板垣
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頭ではわかっていても生徒の心に入っていくコミュニケーションはなかなか難しい。これは勉強しかありません。教科の勉強ではなく生徒たちの気持ちを知る準備です。コミュニケーションをキャッチボールにたとえることがありますが、キャッチボールするにはグローブを用意しないといけない。アニメやゲーム、ユーチューブ、何が流行っているかとかいろいろ勉強しています。

「ついて来い」ではなく、
生徒に寄り添う授業
- 貝瀬
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コミュニケーションを取ることができれば、勉強にも進路にも興味を持ってもらえますから。それでも授業の進め方は難しい。特に総合コースは生徒数も多くレベルもバラバラ。それを同時に教えることはかなり難しい。私の場合は体育なので運動能力に差がある生徒を同じ時間に同じレベルにするには難しいので、レベルごとに班分けをして、それぞれに合わせた指導を心がけています。
- 板垣
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私は真ん中ぐらいの生徒を基準にして、それより下の生徒にわかるような噛み砕いた授業をしています。当然できる生徒は退屈かもしれませんから、問題を出す時には難題を入れるようにしています。レベルの上の生徒たちもそこで考え発言できる機会を与えられることで、授業を真剣に聞くようになります。
- 岸
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僕は逆かもしれません。真ん中より少し上の生徒を基準にしています。数学は繰り返せばできるので、最初できない生徒も何度も繰り返せばできるようになる。ですので、むしろできる生徒が飽きないようにしています。そして演習の時間を長く取る。苦手な生徒もできる生徒も、その演習の時間で同じレベルになるように気を使っています。あとは放課後の自主的な補習でのフォローです。

保護者とともに歩む教育
―― “親心”を受け親子の架け橋になる
教師の姿勢
- 貝瀬
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総合コースは放課後に残っている生徒が多い。先生もそれに付き合って7時8時までやっていることも多いですね。エントリーシートを一緒に書いてあげたり、面接練習したり。
- 岸
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実は保護者も求めているようです。1年の頃から2者面談や3者面談をしてほしがっている。保護者自身も、不安だったり、子供とどう接していいかわからなかったりするので、誰かに、我々教師に聞いてほしいんです。そうなると、ですので僕らも、できるだけ見回りをして声掛けをしたり、放課後サポートを欲している生徒には残って手伝ってあげたりして、その時の生徒の状況を保護者に伝えたりしています。
- 貝瀬
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確かに、保護者に「不安」と言われることが多いです。子供の状況を我々教師も含め、誰も気づいてあげられなかったとか。それを聞いた時には、教師として正直「キツイな」と思います。何も見てあげられてなかったのかなと。申し訳なかったなと反省します。もちろん反省を材料にその都度変えています。光明学園は生徒にとって、安心できる場所であり、安全な場所であってほしいですから。

生徒の変化を見逃さない
早期サポートの大切さ
- 板垣
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生徒たちの変化を見落とさない、見逃さないということが、我々教師に課せられた課題なのかなと思いますね。そのためには、やはり愛情を持って接することしかないと思います。もちろん教師によってやり方は違う。手取り足取りだけが決していいわけではないかもしれません。いろいろな指導の仕方がある。しかし、ただ1点だけ同じなのは、生徒の未来がより良くなるように、どの教師も考えているということです。もちろん教師も人間ですから、失敗したり行き届かなかったりする点も多々あるかもしれませんが。
- 岸
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今の生徒は昔と比べて話せば素直に聞いてくれる。生徒たちは悪いことをした時は、悪いことをしたと実はわかっている。ただその理由を納得させてもらいたい。大昔に悪いことをしてゲンコツをもらうようなことは、今はもちろんありません。その代わりに徹底的に話をして納得してもらう。これが大切なのだと思います。実は今の生徒は納得すれば動きます。ゲンコツで押さえつけるのではなく、納得させて自分で動けるようにすることが大事なのだと思います。
- 貝瀬
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特に早い段階での指導が大切かと思います。私は授業でも部活でも、生徒が間違っていることをしたら、その場をすべて止めて指導します。その瞬間に気づかせないと効果がない。長引けば長引くほど生徒たちはそれでいいんだと思ってしまう。それでは手遅れなんです

私が教師というこの道を選んだ理由
- 岸
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いろいろ大変ではありますけれど、それでも教師の仕事は楽しいですよね。
- 板垣
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私は卒業生ですが、高校の3年間を感動的に過ごせたことがきっかけで教師の道に進むことにしました。当時の先生方へ御恩をお返したいと。もう27年ですがまだまだ学校にも生徒にも教えてもらうことばかりで、なかなか恩返しはできていませんが。
- 貝瀬
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私も母校ですが、最初は新体操部のコーチとして招聘されて、そこから本採用の教師となりました。高校時代の恩師に頭を下げられて当時就職していた会社も辞めて飛び込みました。本採用までは不安な日々でしたが、それでも生徒たちと過ごす日々は楽しくて、不安をかき消すに足る十分なものでした。生徒とやり合うことももちろんあります。叱るというのは本当にエネルギーを使うものですから、クタクタに疲れます。また生徒も、部活の練習は確かに苦しいでしょう。その中で一瞬生徒の喜ぶ顔がある。もうそれだけで幸せです。「先生ありがとう」なんて言われたら泣きそうですよ(笑)。
- 岸
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僕は卒業生ではないのですが、とにかく子供の頃から学校が大好き。学園ドラマも見ていましたし、小学校5、6年の担任が素晴らしい先生だったこともあり、その頃から先生になろうと思っていました。もちろん現実はドラマとは違って大変なこともありますけれど、教わる側の昔も、教える側の今も、いまだに学校は好きです。ですから、「学校が楽しくない」という生徒がいると本当に何とかしたいと思う。「学校を、光明学園を好きになってほしい。楽しい3年間を過ごしてほしい」僕の願いはただそれだけです。

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